ブラック企業経験と転職6回の経験を持つPTみんとです!
賃金未払い、契約書がない、就職してみたら職場がなかった(笑)という前代未聞のブラック企業続きの経歴を持ちます。
そんなことある!?って感じですが、小さな労働トラブルには皆さま多少なりとも遭遇したことがあるのではないでしょうか。
特に近年はハラスメント問題や働き方改革なども相まってとても労働のトラブルには企業側も敏感になっています。
私も実際に働いていてトラブル続きだったこともあり、Twitterで労働関係の相談をもらうことも多々ありました。
なのでそんなトラブルに悩む方になにか手助けができないかな?と考えた所、この資格を取得することにしました。
でもいきなり労働トラブル相談士なんてなじみのない資格のことを離されてもピンとこないと思います。
今回は実際に取得したメリットとデメリットなどをお伝えしたいと思います。
また、この資格はまだ一般的ではないものの需要があると感じる資格です。
この機会に知ってみてください!
大人気Youtubeチャンネル、令和の虎にも取り上げられました!
(@yuyuyu_boysmama)
- 6回転職経験あり
- 理学療法士7年目
- 2歳と5歳の男の子ママ
- 労働トラブル相談士取得
目次
この記事を読んでほしい人
労働トラブル相談士なんて聞いたことない資格なので、
そんなマニアックな資格、関係なさそう!
と思っている方も多いと思いますが実際にとってみてわかったこともあり、以下の方に読んでもらいたいです。
実は自分に当てはまっていませんか?
もし当てはまったら読んでみてください!
実際に労働トラブル相談士2級を取得
今年の夏に労働トラブル相談士2級の資格を取得しました。
この資格取得の背景には…
- 給料未払いの過去
- 契約と実労働が違う過去
- 社会保険に入っていると思ったら入れてもらえていなかった同僚の話
などなど…
尽きることのない私のブラック企業史がありました。
それは以下の記事たちをご覧ください、
そしてこの資格の勉強によりみなさんに声を大にして言いたいこと。
それは…
「日本は制度上とても労働者が守られている国なのに、それを労働者が知らないことにより自分の首を締めている!」
「無知によって雇用主側にうまく利用されて、結果的に苦しんでしまっている人が絶対たくさんいる!」
この資格を取ることにより自分達が知るべき制度を学んで労働環境の底辺中の底辺の知識は得ることができます。
社会保険労務士の試験とは異なり、どの労働者も関わる問題、もしくは今後関わるかもしれない問題に遭遇した時に焦らずに済みます。
いやそんなもん、その時にググれば出てくるじゃん?
確かに今はググれば大体の問題の解決策は出てきますよね。
しかし、適切な調べるワードがわからないと企業側の言いなりになってしまうことが多いのです。
トラブル実例
ここで一例を挙げます。
あなたは雇用主から解雇を言い渡されました。
理由は人員整理とのことです。
会社とは争う気はなく、解雇を受け入れるつもりです。
そして社長は本当に申し訳なさそうにこう言います。
本当に悪いね。
今までの働きには感謝しているよ。
なるべく手続きをスムースにしたいから、明日退職届を持ってきてくれるかな?
退職届は解雇でも手続き上必要なんだよね。
さて、この場合あなたはどうしますか?
退職届は本当に解雇の時も必要かどうかを調べますか?
ここで退職届を出してしまうと自己都合退職となり、失業手当をもらうのに2ヶ月待ちとなります。
解雇であれば退職してすぐに支給されますが…。
そしてハローワークに失業手当をもらいにいき、手続き上でこの問題がのしかかってくるのです。
実際に調べればネットでも出ている解決策かもしれませんが、調べるということは疑いを持つということ。
疑うことなく社長の申し訳なさそうな顔を信じてしまえば自分が困ってしまうわけです。
退職という制度のことや、失業手当(雇用保険)という制度のことを知っているか知らないかで2ヶ月間のお金の不安も消えます。
逆の立場で言えば社長がこのように同僚に行った場合でも適切な知識があれば同僚や部下、あるいは上司を守ることもできるわけです。
また、実際に労務に携わっている人は通常業務ではプロかもしれませんが、リストラなどについては無知の場合もあり、悪意はないかもしれません。
お互い悪意がなくてトラブルになってしまうことは避けたですよね。
労働トラブル相談士取得の道のり
簡単なトラブル事例について紹介しました。
これ以外にも残業や傷病手当等、たくさんの事例を踏まえてテキストが作られておりますので、学んでいくうちにとても楽しかったです。
ここで、テキストの話も出たので労働トラブル相談士の取得方法について説明します。
まず、労働トラブル相談士は
クレアという民間企業による資格です。
30項目の講義を約20時間かけてオンラインで受講すると、まず労働トラブル相談士3級が取得できます。
オンライン講義は動画のため自分の好きな時間に受講することが可能です。
私は主に寝かしつけ後にみていました!
そして全受講終了すると試験をオンライン上で受けることが可能となり、合格すると労働トラブル相談士2級となります。
オンラインの試験はしっかりと講義を聞いていればほぼほぼ問題なく合格できそうな感じでした。
実際に私も講義を1週聴いただけですが90%の正答率で合格することができました。
そのくらいテキストも講義もわかりやすかったですし、何よりも身近な労務の話なのですんなりと頭に入ります!
病休にはいった後に円滑に復帰するにはどうしたら良いかなど、現代の日本が多く抱えるメンタル系の対処法なども触れているのでとても実践的でした。
資格取得のデメリット
実際に労務トラブルの知識があると未然に防げるという話を軽く前項で提示しました。
ここからは本質の労働トラブル相談士を取ることによるメリットとデメリットを紹介したいと思います。
まずデメリットから挙げます。
一番にデメリットなのは受講料の高さと確実に昇給としてバックされる保証はないということです。
実際に私も資格を取得しましたが何の変哲もなく働いています。
というより、会社に伝えていません(笑)
実際に労務にすでに携わっていれば、しっかりと知識の裏付けとなり昇給する可能性もありますが、理学療法士(平)ではまず難しいと思います。
そして受講料の高さです。
クレア公式HPでは受講料が10万円と記載されています(テキストがPDFのみの場合)
私が受講した際はこんなに高くなかった気がします…。
確か6万くらいでした。
他の方のブログ記事を見ても3万とか5万とか書いてあるので値上げしたのでしょうか?
現状値上げ傾向であるので、今後も値上げする可能性は高い気もします。
労働トラブル相談士という資格自体まだまだ認知度は低くマイナーな資格です。
実際に私も転職エージェントと話していて…
それはどういう資格ですか?
と言われたこともあります(笑)
そしてその次に言われたことは…
そんな資格意味ないですよ。
ITパスポートとかMOSとってください。
労働トラブル相談士、10万(当時は5万)かけてとっても意味ないとは!
言ってくれますね、エージェントさん!
しかし、その説を覆す根拠ありますよ!
できたての資格はすぐにとるのがおすすめ!
労働トラブル相談士はまだまだマイナーと書きましたが、マイナーなうちに取るのが実は一番良いんです!
時代の先駆けだから
できたての資格ということは「その時代の先駆け」とも言えます。
ということは、真っ先に取得すると「先駆け中の先駆け」としてニーズに即した能力を持てるということです。
特に「何かわからないけどキャリアにつながるものが欲しい」とぼんやり考えている場合は新しい資格を取ることが強みになりますよ!
そして、今は特に令和の虎FCチャンネルでも取り上げられるほどの話題となっています!
今とることで、先駆けとなり希少性が増します!
前編はこちら
後編もどうぞ!
他者と差別化できるから
もうメジャーでみんな持っている資格なら就職や昇給での差別化が難しいです。
そして、どんどん上には上がいますよね。
FPなんかは人気ですが、競合がたくさんいます。
そして上級資格を持っている人がたくさんいるため、より稼ぎたい場合は難易度の高いところに挑戦するか、自分なりの他とは違うサービスと繋げる必要が出てきます。
しかしできたての資格ならそもそも競合が少ないため、持っているだけでアピールポイントになります!
これは初期の資格でしか通用しないポイントです!
ハラスメント対策室の義務化
もう一つ、労働トラブル相談士に限ったポイントもあります!
2020年6月1日に施行された通称「パワハラ防止法」(改正:労働施策総合推進法)により、ハラスメントを相談する為の窓口の設置が大企業に義務化されました。
その後、対象が2022年4月1日から中小企業へと広がっております。
ということは、あなたの会社もハラスメント相談窓口が設置されているはずなんです。
しかしその相談窓口の職員がハラスメントや労務トラブルのスペシャリストとは限りませんよね。
ハラスメントに悩んで藁にもすがる思いで相談したのに解決しないなんてことは企業としてはあってはならないことです。
ましてや、その職員が長期療養になったり退職したりすれば組織の運営にも関わります。
そこでしっかりと労務トラブルの専門家を相談窓口に設置することが企業としては最良なのです。
そしてこちらの記事には5年後の2027年までに労働トラブル相談士を10,000人にするという目標も掲げられています。
このような背景から、労働トラブル相談士は今こそまだ無名の資格ですが今後さらに知名度を上げて労務には必須の資格になる可能性もあります。
資格取得のメリット
今度はメリットを紹介します!
この資格を勉強する上で一番感じたことは、「明日使える知識が手に入る」ということです。
ということで順番に解説していきます!
未経験からでも転職しやすい
ということは、未経験からでも事務職や労務関係の職場に転職したい場合は使える資格であるということです。
普段私が理学療法士として感じることの第一位は…
リハビリは体力勝負だからキツくなってくるかも
病院勤務で土日休みは少ないな…。
理学療法士や作業療法士は実際に子育てしながら働きやすいかと言われると、働けるけどベストじゃないんじゃないかと思うことがあります。
それでも働きやすい職場を選んではいますが…
働きやすい職場については【転職6回の理学療法士が解説、子育てと両立しやすい職場とは?】を参考にしてください。
私は理学療法士好きだからやってるけど、子育てを本当に優先させたいなら事務職とかでパートやりながら土日休みで定時で帰る方がいいと思います。
しかし、畑違いなのでなかなかセラピストが異職種に転職するのは難しいのも事実。
なので労働トラブル相談士という資格は労務関係の事務職につきたいのであれば持っていて損はないと思いますよ。
実際に社労士事務所の事務職やアシスタントでも活躍できる資格です。
マネジメントを学べる
管理職になったけれど、しっかりとしたマネジメントを学んだことがなく、プレイングマネージャーとして働いている人も多いのではないでしょうか?
現場に入って作業することと、従業員を管理するマネジメントは、そもそも異なる視点で考えることが多いです。
そのため、管理職になってもマネジメントがわからず、従業員とトラブルになる可能性が高くなってしまいます。
そこで、働きながらでも学びやすい労働トラブル相談士を取ることで、マネジメントを無理なく理解することができます。
こちらの資格は法人全体で取り組むことで、管理職全体の意識統一もできるため、管理職へのマネジメントになやむ組織のトップにもおすすめです。
中間管理職の労務の勉強になる
セラピストで時折問題になるのが、現場しか知らなくて管理職になってしまったという話。
実際に労務関係のことをよく知らずに中間管理職をしている人も多々いるのではないでしょうか?
実際に私もこんなやり取りをしています。
実際に私は労働トラブル相談士の勉強をする上で簡単な就業規則上の休暇や休業についての基礎知識は頭に入っていました。
その上で就業規則を読んで理解していたため、堂々と管理者に電話で聞くことができたのです。
あなたの職場の上司は労務に関して詳しいでしょうか?
また、ご自身病院などの職場で中間管理職になったときに労務のことやトラブルを事前に知るということは自分の身を守ることにもつながります。
特にリハビリなどの現場仕事がメインだったのが中間管理職になったとたんに仕事が増えて大変ということも聞きます。
管理職になってスキルアップを狙うのであれば今のうちに勉強をしておくと良いと思います。
労務のスキルアップになる
実際に人事や労務関係で働いている人も、この資格を取ることでさらにスキルアップにつながるのはいうまでもありません。
そしてパートから正社員になったり、資格手当をもらえたりと昇給に一番つながりやすい立場ですね。
実際に公式HPに載っている合格者の声にも人事や労務で働いていたり、人事に移動になったから受験を考えたという方が多いです。
また、今後起業を考えているセラピストもTwitterを見ていると多い気がします。
実際に自分が起業して社員を雇ったときも簡単な労務のことは知っていて損はないです。
受講料が上がってきているので早めに取得しておきたいですね!
まずは資料請求と無料体験講義!
ここまで読んでみて、労働トラブル相談士についてなんとなくご理解いただけましたか?
実際にどんな講義内容なのかは公式HPで体験することができます。
また、無料で資料も請求できますので気になる方はぜひ取り寄せてみてください。
何度も述べていますが、受講料は移り変わっていく可能性がありますので早めの受講をお勧めします。
実際に私は学んでみて一生物の知識がついたと思いますし、今後労務や人事で働く機会があったら働いてみたいなと思っています。
何よりもブラック企業続きだったからこそ、この資格の魅力がよくわかります。
私のようなブラック企業で貴重な時間やお金を損する人が増えないように労働トラブル相談士として頑張りたいと思います。
同じように労働トラブルを避けたかったり、貴重な人材を守りたいと少しでも思うのであれば受講をおすすめします。