こんにちは!
理学療法士の転職ネタ続けていきます。
今回のテーマは…転職活動はいつから始めたら良いのかについて書いていきたいと思います。
特に読んで欲しい方は
転職って何から始めればいいの?
という方はもちろん!
今の職場に満足しているから、転職なんて関係ないよ!
という方も見ていただきたいです。
なぜなら、転職を意識し始めてから転職活動を始めてもかなり出遅れている可能性があるからです!
目次
転職活動とは?
転職活動と聞いて、あなたは何を考えますか?
履歴書を書いたり、求人を調べたり、見学に行ったり…
そんなイメージが強いと思います。
そして最近は医療従事者特化の転職エージェントも増えてきたので、エージェントを使うという方もいると思います。
転職6回の筆者はさまざまな方法で転職を繰り返してきました。
そんな私の考えるベストな転職活動のはじめかたと、絶対に転職活動中にやってはいけないことを書いていきたいと思います。
結論
転職活動を始める時期…それは!
今でしょ!
はい、懐かしの某コマーシャルのフレーズですよ!
転職活動ということをどこから線引きするかはわかりません。
個人の考えにもよると思うからです。
しかし、私の考える転職活動は日々の自分の仕事の延長ではじめるのが一番良いと思います。
そうすると、転職したいかどうかに関わらず、毎日の仕事が転職活動につながる可能性があるのです。
実際、終身雇用制度はもうあてになりませんし、私の周りでずっと同じところで働いているセラピストをあまり知りません。
もしかしたら自分も転職するかも、という目線で読んでいただけたらと思います。
良かった転職と失敗した転職
ここで、PTみんとの転職方法をご紹介します。
経験談として読んでいただけたらと思います。
- 小児→急性期 : 知人の紹介
- 急性期→回復期 : 転職エージェント
- 回復期→スポーツクラブ : 元々客だった
- スポーツクラブ→デイサービス : ハローワーク
- デイサービス→有料老人ホーム : 転職エージェント
- 有料老人ホーム→現在(社内で色々兼務):知人の紹介
という感じです。
ここで実際に転職して良かったか失敗だったかを伝えます!
良かった転職
良かった転職はこちらです!
①小児→急性期 : 知人の紹介
⑥有料老人ホーム→現在 : 知人の紹介
つまり働いている知人の紹介だと転職後も自分の想像通りの職場であり、やりがいのある仕事をさせていただきました。
まぁ、もちろん自分が働いていてあまりに嫌な職場なら紹介しませんもんね。
ちなみに、①の病院は本当ならやめたくなかったのですが、夫の仕事の都合上退職いたしました。
それがなければまだ働いていたかもしれません。
失敗した転職
まぁもちろんながら…
上記の良かった転職以外は失敗した転職です。
その転職活動の内容は
- 転職エージェント
- 元々客だった(スポーツクラブ)
- ハローワーク
でした。
その失敗の理由を述べますね。
転職エージェント | 事業所との交渉の決裂により不利な条件になった |
元々客だった | スポーツクラブがコロナ禍で倒産 |
ハローワーク | 当初の話と違う雇用内容だった |
エージェント(うまく使うコツも紹介)
転職エージェントを使った時ですが、これは転職エージェントに登録している時点で、かなり転職したかった時期でした。
そして、登録するなりすぐにエージェントが持ってきた案件に飛びついてしまったのです。
その結果、マミトラにハマったり、大量退職後で非常に大変な時期に就職してしまいました(とほほ)。
これはつまり、エージェントの報酬の特性に気づいていませんでしたし、エージェントをうまく使えませんでした。
エージェントは成功報酬です。
紹介した人材の年収のうち10~30%を報酬として事業所からもらいます。
なので高い年収で紹介すればするほどエージェントは儲かります。
ですが、まずは紹介した人材が内定をもらわなければ話になりません。
エージェントはとにかく採用につながるように努力します。
私も仕事に困っていたのでなるべく早く仕事につきたくて焦ってしまいました。
そしてエージェントに頼めば事業所と直接やりとりを行いにくい交渉もやってくれます。
例としては給料や待遇に関することでこちらの案と先方の条件をすり合わせてくれたり、離職率や従業員の勤続年数などの質問も代わりにしてくれます。
当時の私はこの辺のエージェントの使い方が非常に下手くそで、そのまま事業所に言われたまま就職してしまいました。
そして、就職してから当初の話と違う!となったりしたわけですが、エージェントはもうあまり交渉に乗り気でなく…
内定前にもっとしっかりとエージェントを通じて話を詰めるべきでした。
私の失敗を含めて、今後エージェントを使うとしたら以下のことに気を付けて行うことをオススメします!
- エージェントへの登録は転職に余裕のある時期(早め)に登録しておき、情報収集をゆっくりと冷静に行う
- 面接前に知りたいことはエージェントに聞いておいてもらう
- 面接後も内定が決まって契約する前に気になることはエージェントに伝えておく
エージェントへの登録は、転職を考え始める前からやっておいた方が良いと思います。
なぜなら、自宅周囲の求人情報を冷静に見極めるために常に情報収集を行なっていた方が良いからです。
エージェントは登録直後にかなりたくさん電話やメール、LINEにて情報を送ってくれますし、相談に乗ってくれます。
↑これが厄介に思うこともありますが^^;
今の職場が嫌になってから登録すると、この情報の嵐の中でなるべく早く転職したくてあまり良い条件でなくても飛びついてしまう可能性があるんですね。
そうならないためにも『まずは情報収集のため登録しておく』のが良いです。
エージェントから連絡が来た際には
今はすぐに転職を考えていませんが、良い条件があれば前向きに検討したいと思いますので、〇〇(近所やカテゴリー等)の条件で良い求人がありましたらご連絡ください。
なお、平日は12時から13時の昼休みの時間、土日はシフト制ですので出られる時に電話は受けられます。
と伝えれば問題ありません。
ここでポイントなのは前向きに転職を考えていることと、連絡しやすい時間帯を教えておくことです。
こうすることでエージェントも本気で取り組んでくださいます。
元々のお客さんだった
これはもう…
完全な個人的なパターンですが…
息子の通っていたスイミングスクールのあるスポーツクラブでスイミングのコーチを募集していたんですね。
この話があった時期はマミトラで不採用になった時ですので、子育てを優遇してもらえる職場を求めていました。
元々客として通っていた場所だし、子供も顔馴染みなら子育てと両立させてもらいやすいかなと就職しました。
まぁ、これもつまり焦っていたわけです。
この当時は子育てしながら雇ってもらえるところなんてないだろうとかなりネガティブでした。
しかし、コロナ禍でスポーツクラブはかなり風当たりが強くなり、倒産してしまいました。
倒産間際には給料未払いもあり、いまだ全額もらえていません(⌒-⌒; )
やはり、就職に関しては焦ることが一番ダメですね…。
ハローワーク
ハローワークに求人を出していたデイサービスも失敗した転職でした。
この転職も、スポーツクラブが倒産したため焦ってハローワークに行ったんですね。
ハローワークは公的な機関ですので、事業所は基本的に無料で求人を載せられます。
つまり、経営的に苦しくても載せられるんですね。
逆にいうとコスパ良く人を集められますが^^;
ハローワークも仲介はしてくれますが、やはり公的なサービスなのでエージェントのようには使えません。
見学や面接の日取りを決めてくれるまでです。
そして、私の場合ハローワーク通じてオープニングスタッフで募集していたデイに就職しましたが、実際は施設はオープンしませんでした。
予定もズレズレでいつになったら建設が始まるのかもよくわからないし、内定はいただいたものの就職後のことは不透明なままでした。
また、個人間でのやり取りだったために、正式な雇用契約書の内容も事前に聞いていた内容と変わってしまっていたりしました。
こんなことは稀だと思いますが(⌒-⌒; )
経営的にあまり余裕がなかったからなのかな?と今なら感じています。
ハローワーク以外にエージェントに掲載しているところは資金的に余裕のあるところの可能性が高いです。
転職エージェントの方に問い合わせたところ、普通は複数のエージェントに登録したのちにハローワークにも掲載することが多い。その方がさまざまは窓口から優秀な人が来る可能性が高いから。ハローワークにしか掲載していない事業所は経営難な可能性を考えた方が良い。と言われました。
ハローワークを通じて転職に成功した方もたくさんいると思います。
子育て世帯に特化した”マザーズハローワーク”もありますし、職務経歴書や履歴書の添削もしてくれるとても素晴らしい機関です。
ハローワークを批判するつもりは全くありません。
そして今回の失敗理由も”焦ったから”です。
仕事が欲しくて焦っていたのです。
転職活動で絶対にやってはいけないこと
ここまで読んでくださった方はお気づきかと思いますが…。
失敗した転職活動の共通点は”焦って目の前の情報に飛びついた”ということです。
転職活動で一番いけないことは焦ることです。
転職というのはリスクを伴います。
それは私自身6回も転職を繰り返して身をもって体感しました。
勇気を出して転職したのに失敗して自分の時間と人生を犠牲にするのは非常に勿体無いことだと思います。
そのためにも焦ることなく、転職活動を始めるのが一番なのです。
冒頭に書いたように、転職活動を始めるべき時は今です!
今の仕事にそこまで嫌な思いもしておらず、不満もないうちに情報収集のみしておいて、いざ今よりも待遇や条件の良いところを発見したら行動に移す、というのがベストな転職活動だと思います。
セラピストならではの転職の好チャンスとは
また、セラピストならではの、日頃から行える転職活動があると筆者は考えています。
成功した転職2例はどちらも知人からの紹介でした。
1例目はある患者さんの転院前の病院のPTさんと連絡をとって情報交換を続けていた結果、『うちの病院が来年度職員の空きが出て、求人出すから受けにこない?』と声をかけていただけました。
その病院は公的な病院だったため、試験に関しての優遇は一切ありませんでしたが、無事就職できました。
事前に教えてもらえなければ求人に気づかなかったと思います。
もう一例は勉強会で知り合ったセラピストが会社内で管理職に昇進してからの本社会議にて、『さらにリハビリの質を上げるにはどうしたら良いか』との議論になり、私の採用を推してくれました。
これも今働いている職場以外の人間関係を大事にして、前向きに勉強を続けている姿勢を評価してもらえたから今に繋がっていると思います。
セラピストは日頃から勉強熱心で、前向きに取り組む方がとても多い職種に感じます。
毎日の仕事にしっかりと向き合って、狭い世界のみでなく色々と勉強していく過程で自分にも返ってくるものだなぁと実感しております。
まとめ
転職活動を始めるタイミングとして最適なのは、”仕事に困っていないとき”です!
また、始め方としては
- まずネットと転職エージェントやハローワークで情報収集を始める
- 勉強会や外部の交流会に積極的に参加する
この二つに取り組んでみましょう。
コロナ禍で②に関してはもしかしたら難しいかもしれません。
しかし、筆者も実際に働きながら疑問点や壁にぶつかった際に前の職場の同僚だったり、その道のスペシャリストだったりにLINEや電話をして交流を続けていたからこそ、現在の仕事に就いています。
自分の能力を最大限活かせる職場で輝けるように、自分の時間と人生をもったいなく浪費しないように、みなさまご活躍されることを願います。
長くなりましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございました。