こんにちは!
31歳経験年数5年にして転職回数5回のみんとです!
(もはやこれを定番の挨拶にしようかな)
前回の記事にて不適切な採用選考についてのお話を書かせていただきましたが、採用試験から採用後にかけても新婚女性というだけで不当な扱いを受けたこともありました。
今回は、第一子妊娠前に話を遡って経験と対処法をご紹介したいと思います。
前回のお話は以下のリンクからどうぞ
目次
この記事の概要
今回の記事は新婚女性ということで、正社員募集のところをパート職員として採用された筆者の体験談です。
そして、パート職員として採用されただけでなく、私を採用した直後に男性職員を正規雇用しており、胸がざわつきました。
そして、今ならわかる対処法をご紹介したいと思います。
転職エージェントを利用しての就活
結婚に伴って引っ越しをしてから半年後に『そろそろ仕事がしたいなー』と思い、リハビリ職専用の転職エージェントに何箇所か登録しました。
そして当時の私は”病院”が譲れないポイントであったために、一箇所しか該当する職場をが紹介してもらえることになりました。
しかし、病院は高速のインターで言うと3区間分あり、二つも隣の市でしたが、どうしても病院で働きたかった私は面接を受けることにしました。
そして今後も長く働き続けたかったので正社員を募集しているのも重要なポイントでした。
面接に行ってみると…
面接はリハ課長(女性)、事務長(女性)の2名により行われました。
そして面接も通り一辺倒に進んで手応えOKかと思っていたところ、最後にリハ課長がこう言いました。
新婚の女性ですし、生活もしばらく様子を見て、安定しないと大変でしょうから、パート職員でいかがでしょうか?
『?』
結局パート職員として契約
面接の流れからそのまま契約になり、”時給1000円でのフルタイムパート職員”として雇用契約を結びました。
パートと聞くと、なんだかお気楽な印象ありませんか?
しかし、その実態は、”経験の少ない若手正職員よりも多くの患者を担当して、給料はかなり安い”と言う現状。
さらに、”時間外の会議が正職員の記録終了後のため、その記録が終わるまでの待機時間に時給は発生しない”と言う理不尽な時給計算。
会議本体の分は残業申請できましたが、長い時には1時間ほど他の職員の記録が終わるのを待っていました。
正職員はみなし残業代が出ているので良いかもしれませんが、パート職員はただ単に無給で拘束されていました。
入職直後に男性職員を採用
さらに私が疑問に感じたことが一つあります。
それは、私が入職した1週間後に若い男性職員が正規雇用で雇われました。
確かに、そもそも正規職員を募集していて、私はなぜかパートにされたのに、その後に男性が採用されるっておかしくないですか?
この時点で私は行動に出ます。
対処法①転職エージェントに相談
ここで、当時私が行った対処法を紹介します。
私はそもそも転職エージェントを介して転職したので、サービス残業のことや男性が後から採用されたことを伝えて相談しました。
幸い、そのエージェントは就職後に様子を伺う電話を何回かしてくれていたので、話しやすかったです。
相談内容としては
- そもそも正規雇用だから応募したのに非正規になった
- 時給1000円は安くないのか
- 時給者にサービス残業を強いて良いのか
- 私の後に採用された男性職員はどう言う経緯なのか
以上の点をエージェントに伝えて、病院側の意見を聞いてくれることになりました。
エージェントからの回答
翌日にエージェントから連絡があり、
非正規雇用を奨めたのは、遠距離だし、大変になった時に私が悩まないように、との配慮だそうでした。
いやいや…、納得いかないでしょ。
そして時給1000円という額ですが、確かに全国的に見れば安いけど、地域がら仕方ないのだそうです。
近隣の施設で950円と言うところもあり、目立って相場よりも安いわけではないので給料の再交渉は難しいでしょうと言われました。
そして私が一番モヤモヤしていた、直後に採用された男性職員に関しては、「みんとさんより前に面接していて、みんとさんとどちらにしようか検討していた。みんとさんは面接中にすでにお力を貸してほしいと思ったのでとりあえず非正規で雇わせていただいた」と説明されました。
え!?一騎討ちだったとしても、とりあえず非正規って何!?
ゆっくり検討しても良かったんじゃない!?
以上のような、納得させようとして一生懸命考えたってのがバレバレの説明をされました(笑)
唯一、解決したのは、会議が始まるのを待っている時間も残業申請して良いとなったことです。
まぁ、当然なんですけど(笑)
対処法②労基やハローワークに相談
ここからは、他にとれたであろう手段について書いていきたいと思います。
今回の件は”男女雇用機会均等法”に抵触する可能性があります。
なぜなら、『新婚の女性なので、とりあえずパートで』と明言されているからです。
男女雇用機会均等法につきましては、こちらの厚労省のHPをご覧ください。
また、厚労省のHPに相談窓口も載っています。
労基かハローワークに窓口があるみたいですね。
実際に事業所に指導したりするようです。
まとめ
前回のように面接で本人の能力と直接関係のないことを聞かれたわけではありませんが、結果的に『新婚女性だからすぐに妊娠したり、両立できなくてやめたりしても良いように非正規にしておこう』と言う考えが見え隠れする案件でした^^;
しかし、確実に法律(男女雇用機会均等法)に触れる可能性が高い事例だと筆者は思っています。
なので、エージェントに相談するだけでなく、公的機関にも相談しておけば良かったかなと、今なら思います。
しかし、これも現在(2022年1月)から5年ほど経っているため、今何かしようとは思いません。
この体験が他の誰かの参考になれば嬉しいなと思うばかりです。
こう言う記事書くと、世の中の働きたい女性が心置きなく働ける社会であってほしいと切に願います…。